不定詞

【日本語の力で不定詞の意味決めてないですか? だから複雑になると読めなくなります】不定詞

I went to the hospital to see my mother.を和訳できない人はほとんどいないと思います。

”私は母に会いに行くために病院に行きました。”って言う意味ですよね。

でもなぜ、to see my motherを”母に会いに行くために”と言う意味になるか説明できますか?

I(私は)went(行った)to the hospital (病院に)to ()see my mother(お母さんに会う).

に入るのは、日本語の意味から考えて、、、、ためにが入りますよ〜

これって、かなりおかしいことをしていることがわかりますか?

英語文法を正しく解釈し、翻訳をしようとしているのに、和訳から英語文法を解釈しているんです。例文は、文の構造がとても簡単なので、それぞれの単語の意味を取ってあなたの日本語の力を使えば和訳できてしまうんです。でもこれって、中学英語までは、これで通用するんですが、高校英語になって文の構造が複雑になってくると一気に読めなくなります。

これは、英語ができなくなったのではないです。あなたの日本語の力が通用しなくなっただけなんです。(いわゆる感覚読みが通用しなくなった)

では、これから、感覚読みではなく正しく文法解釈をしましょう!!

To不定詞って何??

to+動詞の原型で動詞の性質を持ちながら文中で①名詞の働き、②形容詞の働き、③副詞の働きをします。

動詞の性質を持ちながらといいましたが、動詞では無いです。

つまり、動詞の原形の頭にtoをつけることによって、その一塊を名詞や形容詞や副詞のように扱えるということになります。

名詞、形容詞、副詞がどのような働きをするかは以下記事をご覧ください。
【用語の意味を知らないから、文法が理解できないのは当たり前!英語を始める前準備】用語解説時や条件を表す副詞節中は未来形だったら現在形、未来完了形だったら現在完了形になると聞いた時に、こう思った人が少なくともいるはずです。 ...

to不定詞の3つ(名詞、形容詞、副詞)の意味

to不定詞って何が不定かと言うと名詞、形容詞、副詞の意味が定まっていないので不定詞と言います。では、3つの意味を見て行きましょう。

名詞的用法(名詞の働きになる)

名詞は、S(主語)かO(目的語)かC(補語)になるんでしたね。
訳は、『〜すること』『〜であること』と訳します。

S(主語)

To play the piano is difficult.
ピアノを演奏をすることは難しい。
→ピアノの演奏は難しい。
※to play the pianoがSの位置にあるから名詞的用法

O(目的語)

I like to play tennis.
私は、テニスをすることが好きです。
※to play tennisが他動詞であるlikeのO(目的語)の位置にあるから名詞的用法

C(補語)

My hobby is to play tennis.
私の趣味は、テニスをすることだ
※to play tennisが自動詞isの補語の位置にあるから名詞的用法

形容詞的用法(形容詞の働きになる)

形容詞は名詞を修飾するかC(補語)になるんでしたね。
ただ、不定詞の形容詞的用法には、名詞を修飾用法しかありません。補語になるのは、名詞的用法にあります。訳は、『〜すべき』『〜できる』『〜するための』と訳します。

Give me something cold to drink.
何か冷たい飲むためのものを私にください
→冷たい飲み物をください

Penguins have lost the ability to fly.
ペンギンは飛ぶための能力を失ってしまった。

形容詞が1語で名詞を修飾する時は、原則的にその名詞の前に置きます。2語以上で名詞を修飾する時は、その名詞の後ろから修飾します。つまり不定詞の形容詞用法が使われるときは、ほとんど直前に名詞があります。

―例外―
something, anything, nothingを修飾する形容詞は修飾する名詞の後ろにおく。

不定詞の形容詞的用法は、修飾される名詞と不定詞の関係が3つの場合に分けて考えることができます。

修飾される名詞が、意味上、不定詞の目的語になっている(VO関係)

There are many places to visit in Kyoto.
→京都には、訪れる所が多くある
visitは、他動詞だが上の文のvisitの目的語が欠けている。visit many placesを訳に反映させる。

VO関係・・・不定詞に(他動詞や前置詞の)目的語がない場合、修飾される名詞がその目的語になる関係→その関係を訳に反映させる

修飾される名詞が、意味上、不定詞の主語になっている(SV関係)

I need someone to help me.
→僕を援助してくれる人が必要だ
helpは、他動詞で上の文のhelpには目的語が欠けていない。someone helpを訳に反映させる。

SV関係・・・不定詞にすでに目的語がある場合、修飾される名詞は主語の働きになる関係→その関係を訳に反映させる

不定詞が直前の名詞の内容を説明している(同格関係)

同格関係・・・修飾される名詞(抽象名詞)と不定詞の内容が同格

He didn’t keep his promise to take me to the movies.
→彼は僕を映画に連れて行くという約束を守らなかった。

同格関係になる他の抽象名詞
way 方法
chance 機会
decision 決心
ability 能力
promise 約束
rumor
opinion 意見
conviction 確信、信念

副詞的用法(副詞の働きになる)

副詞は名詞以外を修飾します。

①目的

『〜するために』『〜するように』と言う意味になるよ

He students English to be a doctor.
→彼は医者になるために英語を勉強します。

I choose the words very carefully in order not to hurt her feelings.
→彼女の気持ちを傷つけないために私はとても慎重に言葉を選んだ。

目的の意味を明確にするために『in order to-V』,『so as to-V』が使われることもあります。

『〜しないように』と目的の否定を表すにはtoの前にnotをつけます。
※不定詞の否定はtoの前にnotをつける

②結果

『その結果、不定詞の内容になる』

My grandmother lived to be eighty years old.
祖母は生きた(その結果)80歳だった
→祖母は80歳まで生きた

They dashed to the station, only to miss the last train.
→彼らは駅に駆け込んだが、結局最終電車に乗り遅れた。

~(,) only to-V … ~だが(残念ながら)結局Vした

③原因

感情語+不定詞→『不定詞してその感情になる』

How do you do? I’m glad to meet you.
→初めまして、あなたにお会いできて嬉しいです。

未来の場合は、『〜すれば・・・』の意味になる
I will be happy to go with you.
→ご一緒できれば嬉しいです。

④形容詞の限定

形容詞+不定詞→『不定詞する点で形容詞だ』

This problem is easy to solve.
この問題は解く点で簡単だ
→この問題は解きやすい

この構文は、It~to…構文の不定詞を目的語を主語にした構文と考えることができます。

It is easy to solve this problem.

⑤判断の根拠

不定詞が判断の根拠になっている→『〜するとは』『〜するなんて』

He cannot be a gentleman to behave like that.
そんなふうに振る舞うなんて彼は紳士であるはずがない。

※仮定、条件
Turn to the left, you will find the shop.
左に曲がれば、店があります。

不定詞の副詞的用法

①目的
②結果
③原因 ←感情語+不定詞
④形容詞の限定 ←形容詞+不定詞
⑤判断の根拠
※⑥仮定、条件

to不定詞の3つ(名詞、形容詞、副詞)の判別方法

先頭に不定詞が来ている

名詞

不定詞に続いて、それの動詞が来ている
To play tennis is fun.
to play tennis が名詞となり文の主語(S)になっている

副詞

不定詞に続いてS Vが来ている
To play tennis, I went to the park.
to play tennisがwentを修飾する副詞になっている

動詞+不定詞

名詞

He likes to play tennis.
→テニスをするのが好きです
動詞が他動詞になっている。他動詞は目的語が必要である。
to play tennisがlikes(他動詞)の目的語(O)になっている。もしto play tennisがなかったら文法上おかしい。

My hobby is to play tennis.
→私の趣味はテニスをすることです。
動詞がbe動詞(第2文型動詞)になっていて、後ろにC(補語)が必要である。
to play tennisがisの補語(C)になっている

副詞

He came to play tennis.
彼はテニスをしに来た
動詞が自動詞(第1文型動詞)になっている。自動詞は目的語が不必要である。
to play tennisがなくても文は成り立つので、to play tennisが副詞になっている。

名詞+不定詞

形容詞

名詞と不定詞の間にSV関係、VO関係、同格関係が成立している
例はこの記事の例も見てください

副詞

名詞と不定詞の間にSV関係、VO関係、同格関係が成立していない

副詞or形容詞+不定詞

副詞

This question is easy to solve.
この問題は解く点で簡単だ
→この問題は解きやすい

不定詞のポイント

疑問詞+to Vで名詞の働き

I don’t know what to do.
→何をしていいかわからない

I don’t know which bus to take.
→どっちのバスに乗っていいかわからない
※whichとwhatは直後に名詞がくる時がある。

time + 不定詞で形容詞の働き

There is no time to lose.
失うための時間はない
→ぐずぐずしている時間はない

不定詞の否定

不定詞の直前にnotかnever置く
I decided not to go to college.
→私は大学へ進学しないことを決めた

進行形の不定詞

to be V-ing
I saw Bill at the station. He seemed to be waiting for someone.
→駅でビルを見ました。彼は誰かを待っているようでした。

受け身の不定詞

to be 過去分詞
I want to be chosen as a starter for tomorrow’s game.
→明日の試合の先発メンバーに選ばれたい

完了形の不定詞

to have 過去分詞
It seems that he is ill.(seemsとillが同時期)
→He seems to be ill.
→彼は病気であるようだ

It seems that he was ill.(seemsとillがズレている)
→He seems to have been ill.
→彼は病気であったようだ

独立不定詞

話しての判断や意見を示し、分全体を修飾する
To tell the truth, I don’t like Italian food.
→本当のことを言えば、私はイタリア料理が好きではないです。

to tell the truth 本当のことを言えば
needless to say 言うまでもなく
to begin with まず第一に
to be sure 確かに〜だが
to be honest 正直に言えば
to be brief 手短に言えば、要するに
strange to say 奇妙なことに
to make matters worse さらに悪いことには
to say nothing of … ・・・は言うまでもなく
not to mention … ・・・は言うまでもなく
so to speak いわば

 

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