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データモデル

データベースを作成する時にモデリング(要件定義)が終わった段階でできるものは、全体のER図でこれが概念データモデルに該当する。これを外部(システムの利用者や他のプログラム)に向けたものが論理データモデル(外部モデル)。内部(コンピュータやハードウェア)に向けたものが物理データモデル(内部データモデル)に該当する。また、データを具体的に表現したものがスキーマになります。種類としては、概念スキーマ、外部スキーマ(副スキーマ)、内部スキーマ(記憶スキーマ)がある。(※データモデルとスキーマが胃1対1に完全に対応している訳ではない。)

データベースを考える前に、概念データモデルでどのような内容のデータを格納するかを決めます。次に論理データモデルで、どのようにデータベースに実装するかを考えます。最後に物理データモデルで、DBMSの物理配置などにより性能の最適化を図る。

概念データモデル

データの内容や概念をまとめた抽象的なモデル。

論理データモデル(外部モデル)

データベースで実際に実装可能なモデル。

物理データモデル(内部モデル)

データをDBMSで物理的に配置するモデル。

概念スキーマ

データベース化対象の業務とデータの内容を論理的なデータモデルとして表現したもの。概念スキーマを記述するために記号系にはリレーショナルモデルの他にも、ネットワークモデル、階層型モデルなどがある。リレーショナルモデルではE-R図の作成、表定義、表の正規化が概念スキーマに相当する。

外部スキーマ(副スキーマ)

概念スキーマで定義されたデータモデル上に利用者ごとの目的に応じた見方を表現したもの。リレーショナルモデルのビューやネットワークモデルのサブスキーマが外部スキーマに相当する。

内部スキーマ(記憶スキーマ)

概念スキーマで定義されたデータモデルを記憶装置上にどのような形式で格納するかを表現したもの。ファイル編成やインデックスの設定などが内部スキーマに相当する。